今までの関係を築き直せる日!?
結婚式は“今まで支えてくださった皆さんに感謝する日”であり
“今までの関係を見つめ直し、新たな関係を築ける日”でもあります
入場エスコートの時、お嫁さんの手を引くお父さん。
その手の“繋ぎ方”で親子の関係が垣間見えることがあります。
…何のためらいもなく、お互いに手を差し出す親子
…嫁に出したくない気持ちを抑え、お父さんから手を差し出す親子
…お父さんの方が遠慮してしまい、娘から手を差し出す親子
しかし、この日の父と娘はどこかぎこちなく、どこか不安げに
薄いガラスを触るかのように、そーっと手を差し出す二人の姿がありました
その答えが分かったのは、披露宴の最後「新婦さんからご両親への手紙」
~以下、実際のお手紙より抜粋~
お父さん、お母さん、私は彼と今日この日を迎えることができて本当に幸せです。
私は、高校から大学生の間、ろくにお父さんと話さずにいました。
私が毎日無視し続けても「おはよう」と「いってらっしゃい」「おかえり」を
言ってくれてたのに、返事もしなかったこと、今になってものすごく後悔しています。
うちに遊びに来た友人にも「さすがにヒドイ」と言われた程です。
私も大人になり、数年前にやっと和解できましたね。
許してくれて、ありがとう。
本当は、ずっとお父さんのことが大好きでした。
一人の人間として信用してくれてた事、感謝しています。ありがとう。
学生の頃、お父さんを遠ざけてしまっていたこと。
しかし『結婚』を機にその関係を新たに築いていける。
結婚式を終えて数カ月…今では父と娘のふたりだけで食事に行くようになったそうです。
今までの二十数年間で築いてきた関係は、そう一気に変わるものではないでしょう。
二人で食事に行っても、交わす言葉はごくわずか…。
それでも、少しずつ歩み寄り始めた二人。
時間が足りなくなる程もっと話したい!と思う日もそう遠くはないはずです。
たくさんの愛に包まれて、いつまでもお幸せに。
posted at 2015/ 12/ 23