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【なんだかとっても素敵な光景】

 

クロフネファームには現在、28名の障がい者スタッフさんが働いています。

当然それだけ人数がいれば、些細なもめ事もよく起こるわけです。

やり方が違う、言われたことと違う、がんばっていない、

などなど…

その原因は様々ですが、お互いがお互いのことを認め合う、

受け入れ合うというのもなかなかに難しく、

その相談や対応に追われることもしばしばあります。

 

その中でも会えば揉めてしまう二人がいまして、

(A子さんとB太郎さんとしましょう)

原因は本当にちょっとしたことなんです。

ちょっとしたことなんですけど、お互いが譲れない受け入れられないで、

いつも揉めてしまいます。

先日なんか、B太郎さんがちょっと興奮気味にやってきて、

 

『A子さんから、

「あんたには社長に言って辞めてもらうようにするわ!」

って言われました。僕はクビなんでしょうか。』

 

と言われました。

そんなことはないですよ、と言ってなだめ、

A子さんにも注意をしたのですが、まあうまく改善されることもなく、

働く部署を変えたり、時間をずらしたり対策が必要かな、

と思っていたのです。

 

 

しかしその数日後、

みんなの休憩所でとても素敵な一幕がありました。

先に休憩所に来ていたB太郎さん。

そこへA子さんが汗を拭き拭きやってきました。

『疲れた~』と言って座るA子さん。

それと同時に立ち上がるB太郎さん。

今日もまたふたりは揉めてるのかな…

と思っていたら!

B太郎さんがなにやら袋を持って戻ってきました。

 

B太郎さん『いつもなんかすみません。これちょっとしたものですが。』

 

A子さん『はぁ?なに~あなた~』

 

びっくりしたのと照れ臭さでドギマギするA子さん。

早く受け取ってくれと袋を突き出すB太郎さん。

袋に何が入ってたのか分かりませんが、

B太郎さんなりのゴメンナサイの気持ちが入ってたんだと思います。

 

素敵な光景だな~ B太郎さんすごいな~

 

と思って見てたんですが、

もっと素敵な光景はこの後でした。

 

A子さんが持ち場へ戻った後、

B太郎さんにCノ助さんが話しかけました。

 

『なあ!だから上手くいくって言っただろう!』

 

実はこの作戦は、前々から二人の仲を心配してた、

脳梗塞で左半身が不随になってしまった障がい者スタッフの

Cノ助さんのアイディアだったのです。

 

『はぁすんません。ありがとうございます。』

と、B太郎さんも照れくさそうに言ってました。

一番うれしそうなのはCノ助さんでした。

 

『スタッフ同士がお互いのことを思い行動する。』

 

これは健常者、障がい者関係ありませんが、

僕らの予測の範疇外でこのようなことが起こると、

本当にうれしく思います。

お互いがやさしく、お互いを理解し、お互いを受け入れる。

全体に浸透するにはまだまだ時間がかかりますが、

こういう形で少しでも片鱗が見えると

やっててよかったなぁ~と心から思えるのです。

 

今でもA子さんとB太郎さんはちょくちょく揉めたりもしていますが、

前のように怒り爆発とまではいかなくなりました。

ふたりの距離は少しずつ縮まってきているようです。

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