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【奇跡の男】

今、クロフネファームの仕事の中で

僕ができて彼ができない仕事は

レジ打ちぐらいになりました。

 『電話対応ができる』って

僕はかなりすごいことだと思ってます。

だって電話の向こうのお客様は

当たり前のことですが、

電話を受けてるのがヒロくんだと

いうことが分かりません。

ということは『障害者だから』という

言い訳は全く通用しない仕事だと

いうことです。

声だけでお客様に喜んでいただくのは、

目の前で接客することよりも

何倍も難しいことだと思うのです。

先日、ヒロくんから

『電話対応やらせてください。』

という申し入れがありました。

僕は一瞬、躊躇しました。

ヒロくんにはまだちょっと難しいだろう、

何かあったら、、、

いろんな『させない』言い訳が

頭の中をよぎりました。

でも、この『させない』ことの積み重ねが

彼から可能性を奪うのかな、

未来の幅を狭くするのかなと感じ、

思いきって、

『よし、ヒロくん!お任せしようかな。』

と伝えました。

そして、一通りのことを教えて

電話がなるのを待ちました。

プルルルー プルルルー

!!

一瞬目が合い、コクリとうなずくと

『ありがとうございます。

クロフネファームでございます。』

と、ヒロくん。

おそらく彼以上にドキドキのわたし。

電話を切り、『緊張しました~』と

言ってたヒロくんの電話対応、

100点👍

『すごいやんかヒロくん!』

と驚くわたしに、

『はは、一年半ずっと聞いてましたから。』

と、ドヤ顔のヒロくん😏

いや、キミは本当にすごいわ。

よく講演会などでいただく質問で

『どのように指導されてるんですか?』

というものがあります。

基本、僕らは指導をしません。

誤解があるといけないので言い換えると、

指導をするというスタンスで

彼らと一緒に仕事をしません。

一緒に働く中で彼らの『できる』

を発見し、任せる、

というのが僕らの仕事かなと思ってます。

そのためには

『できないかもなぁ』

と思ったことを、

思いきってやってもらってみて、

もしダメだったときは責任取ろう、

という勇気を持つことが

今の僕らの一番大切な仕事だと思ってます。

この勇気は、度々、出なくなることが

ありますが、

その勇気が彼らの可能性を広げて、

未来を明るくするものであると信じて

くじけそうになったときは

こっそりこの写真を見ようと思います。

コメント

    • IMURA
    • 2018年 7月 04日

    本日、わかは学園より施設見学でお世話になりました。
    ヒロくんドレミちゃんの成長、自分の子供の事のように涙がでる程嬉しく思います。
    その成長に可能性を信じ託して下さった、案浦オーナーやスタッフの方々の暖かさに感銘を受けました。
    我が子の将来に明るい未来がある事、健常児のように夢を持つ事ができる。健常者と障害者が共存しお互いが成長できる環境がそこにある、素晴らしいです。
    本当にありがとうございました。

    • kie
    • 2018年 7月 13日

    ヒロくんに、仕事を任せる様子が
    手に取るように解ります。
    失敗してわかる事もあり、見守る勇気も
    必要ですね。
    ヒロくんは、できる人ですね。1年半もそばで、
    見てましたから、という発言。
    胸が熱くなりました。

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