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【思い込みの強さ】

 

最近、入りたての若手スタッフから相談がありました。

今回は利用者さんではなくてアルバイトスタッフの子の成長日記です。

 

『僕はADHDかも知れません。』

 

専門学校を出た後、いろんな理由から彼はひきこもり生活に入りました。

その年数9年間。

 

家から出たのが1年前。

そしてこの4月からクロフネファームにやってきています。

今は厨房で夜営業のスタッフとしてがんばってくれているのですが、

当たり前ですが入りたてだし、できないことも多いので

よく注意を受けています。

よくある当たり前の光景なんでしょうけど、

そんな時の彼の頭の中では、

 

『なんでおれは〇〇歳にもなってこんなこともできないんだ。

 ちょっと考えればわかることなのにまた怒られてしまった。

 情けない。。。情けない。。。』

 

そして、それはきっと障がいのせいかもしれないと思い、

スマホでいろんな症例を調べた結果、

自分の今の状態がADHDの症状と似ているから

自分もおそらくADHDなんだろう。

それであんな簡単なこともできずに怒られてしまうんだ、

となっていしまっているようです。

 

連日そんなことが続いたので、

そんなに悩んでしまうんだったら一度、病院で見てもらったら。

それでお前の気持ちが少しでも楽になるんだったらその方がいい、

と、近所の心療内科を紹介しました。

結果を聞くと、90%の確率でADHDかもしれません、

と、お医者さんから言われたそうです。

どんな診察だったの?と聞くと、

10項目の『はい、いいえ』アンケートだそうです。

その答え方で90%でADHDだろうとお医者さんから言われたそうです。

 

僕は専門家ではないので詳しいことは分かりませんが、

彼と接している限り、とても障がい者である気がしていません。

もっと言うと、例え病院から障がい者であるという診断をされても

彼との接し方や仕事上で求めることはあまり変えるつもりもありません。

 

 

それは彼の夢の話を聞いたから。

 

『正社員として働きたい』

『人にやさしくできる人間になりたい』

『福祉事業の仕事でがんばりたい』

 

これは最初に彼がクロフネファームに来たときに言っていた言葉です。

彼からしたら現時点からは遠い遠い目標です。

それを実現するにはひとつひとつ目の前のことをクリアして

一段ずつ階段を上るしかないんです。

そして最初の一段目がおそらく一番パワーがいります。

一番ふんばる力が必要です。

だから

『病気かもしれない、障がいかもしれない。』

といってがんばることをやめないでほしいんです。

理由を作って逃げないでほしいのです。

なぜならとてもがんばっている彼を知っているから。

彼が踏ん張れそうなことが分かるからです。

 

おそらく今はその一段目が高い壁に感じていると思います。

でも月日がたって10段目ぐらいまで来たときに、

『昔はあんな段差で悩んでたよなぁ。可愛かったなオイラも。』

ときっと思います。

 

おれはできるやつなんだ!

がんばったらたいていのことはクリアできるんだ!!

という強い思い込みに代わってもらえたらと思っています。

 

彼が10段20段…と登って目標を現実のものとできるように、

一緒にがんばっていこうと思います。

 

彼の成長日記は頻繁に更新していこうと思います。

見違えるほどに成長したなぁ、と感じていただけたら

直接、彼にそのことを伝えてあげてほしいと思います。

 

さあ、今日もがんばるぞ!

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