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【ゆっくり流れるやさしい時間】

クロフネファームのデザートは、

現在、全て手作りのものを提供しています。

パティシエ経験のある利用者さんが入ってきてくれたことと、

それを手伝ってくれている利用者さんのおかげです。

 

今日はその製菓部隊のスタッフ紹介です。

※顔出しNGにつき

 

クロ田フネ子さん(仮名)

三重県在住

発達障害、うつ病

 

主婦でもあるフネ子さんはとても手際よく

たくさんのデザートを作ってくれています。

1年ちょっと前からクロフネファームに来てくれていて、

最初はうつの症状もよく出ていましたし

ここの仕事はちょっときついのかな、と思っていました。

最近は笑顔もたくさん出るようになって楽しそうに働いてくれているので、

先日、休憩中に少し話をしました。

 

『フネ子さん、先日聞いた話なんですけど、

 ヘッドスパってうつ病の方にとても効果があるらしいですよ。

 うちの奥さんがヘッドスパ始めたので一回いかがですか?』

 

そしたら思いもよらない返答が…

 

『…アンさん、申し訳ないんですけど。。。

 私、最近、うつの症状が全くでないんですよ!』

 

『えーー!それはよかったですね!』

 

病院でもらっている薬のバランスがいいのかな?

それとも単純に体調がいいのかな?

と思って聞いてみたら、

 

『クロフネファームで働き始めて、周りの方が私の病気に理解があると

 分かってから症状が出なくなったんです。』

とのこと。

 

フネ子さんは大人になって発達障害(ADHD)であると診断されました。

小さいころから、自分はちょっと変わった子なのかな、

と思っていたそうですが、それが障がいだと診断されたとき

すごくショックだったそうです。

 

『だから誰からも理解されないんだ。』

 

そこからうつの症状も出始めたのだそうです。

クロフネファームの前もいくつかお仕事をされていたそうですが、

周りからは理解してもらえないとの思いがあるのと、

うつの症状もよくならなかったので職を転々とされたそうです。

でもクロフネファームでは発達障害のこともうつ病のことも

周りが理解してくれた上で一緒に働けるから、

気持ちがとっても楽になったんだとか。

それだけでいつの間にかうつの症状が出なくなったとのことでした。

フネ子さんの病状も分かっていますし、クロフネファームには

周りにも同じような方がたくさんいます。

そんな中でゆっくりと働くことでうつ病の方は楽なんだ、

ということを教えてもらいました。

 

クロフネファームは会社の理念として『やさしい』を大きなテーマにしています。

『スタッフ同士やさしい』

というのは、お互いを認め合うこと、助け合うこと

としています。

一般企業では個々人のペースに会社が合わせるというのは

なかなかに難しいことなのかもしれませんが、

クロフネファームのような就労支援事業所ではそれが可能です。

可能というより、そうあるべきだと思います。

 

現在の日本には、100万人以上のうつ病患者がいると発表されています。

通院して診断された人の数だから、実数はもっといることでしょう。

フネ子さんの話を聞いて、それを根本から治すには

薬じゃないんじゃないかと思いました。

 

『お互いを理解すること、認め合うこと、許すこと。』

そんなことがうつ病を無くしていくことに必要なことであり、

そんな社会(会社)作りがこれからは大切になってくると思います。

 

なにはともあれ、フネ子さんの笑顔があると製菓工場もとっても明るいので

それだけでクロフネファームは幸せです。

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