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【『星に語りて』上映会】

 

昨日、クロフネファームで『星に語りて』の上映会が行われました。

40名以上の方にお越しいただき満員御礼となりました。

寒い中お越しいただきましたみなさま本当にありがとうございました。

今回、この映画を制作された松本動監督もちょうど関西方面を行脚されてたので、

足を運んで制作秘話などいろいろとお話していただきました。

上映前のトークライブの様子です。

 

松本監督はこの映画を作るにあたって、『きょうされん』という障がい者支援団体から

制作依頼があったそうです。

それまで障がい者の方との関わりがほとんどなかったため、

自分に作れるかという不安もあったそうですが、いろいろお話を聞いて

そんな自分だからこそ作るべき映画なんじゃないかと思って制作されました。

障がい福祉に関しては素人だからこその視点で作る映画の方が、

同じようにこれまで障がい者の方と関わりのない方に見てもらいやすい映画を作れる。

そんな思いがあったんだそうです。

 

監督に、

『この映画を作る前と作った後と、ご自身の中で変わったことはありますか?』

とお聞きすると、

 

『これまで映画を作るとき、エキストラさんなどをお願いしてきました。

中には車いすの方などもいらっしゃったのですが、なるべく画面の中心にならないように

端の方に映るように撮影してきました。

それは、映画製作業界のひとつの常識として、車いすや障害者の方が画面の中心部に映ると、

見ている方がそこに何か意図があるんじゃないかと深読みしてしまい、

本編の内容がブレるから、というものがあるんです。

でもこの映画を作ってその考えはおかしいと思いました。

災害時でも平時でも同じように障がい者のある方はいて、

その方たちが映っていても自然な感覚を持つべきだと思うようになりました。』

 

あまり本編の内容に触れるとネタバレしてしまいますが、

災害時の避難所で、障がい者の方への支援に手が回らなかったり、

みんなが集まる避難所で大きな声を出してしまったりしたときに迷惑がられたり、

そんなことも起こっているそうです。

普段から障害者の方との関わりがないとその辺りの理解は難しいです。

特に災害時などは、当たり前ですがみなさんが自分のことに精いっぱいなので

障がい者の方への支援までなかなか手が回らなかったりということもあると思います。

『星に語りて』

はそんなところにスポットを当てた映画になってました。

個人情報保護法という法律によって、遠方からの支援者の方が

被災地の障がい者の方の情報を得たいときに、

役所として情報公開ができないという問題もありました。

支援したくても支援を必要としている方がどこにいるか分からないのです。

 

僕はこの映画を多くの方に見ていただきたい映画だと感じました。

災害時に限らず、障がい者理解が進めばちょっとした手助けや支え合いは可能です。

映画の中では、発達障害の子が支援物資の配給所からお米と水を持ち出すというシーンがあり、

(ちょっとネタバレですがごめんなさい)

配給所の方は『ドロボウ!』と最初は彼を責めるのですが、

彼はそのお米と水を持ってひとり家に残っているおばあさんの家に届けます。

『救援物資です!救援物資です!』

と言って走って帰っていく。

そのことを知った配給所の方は

『疑ってゴメンな。』

と謝り、その後は彼も配給所の一員となり一緒に被災者支援を行います。

その方のことを少し理解していれば、一緒に支援することもできるのです。

 

僕はこの映画の一番の見どころはここじゃないかと思いました。

クロフネファームでもそうですが、その方にできるところが分かると、

一緒に仕事も、一緒に支援だってできるのです。

まずは『知る』こと。

そんな仕事をしていないから、周りにそんな方がいないから。

それで『知らない』状態が続きます。

『知る』と起きない問題もたくさんあります。

ちょっと『知っている』だけで解決できることもたくさんあります。

この映画を見ると『知る』ことができます。

クロフネファームに来ていただくと働く彼らのことを『知る』ことができます。

そんな『知る』ことの大切さを知れた映画でした。

みなさんもぜひご覧ください。

 

各地の開催情報はコチラから。

星に語りて

 

終了後に監督と一緒にパチリ。

現スタッフと、卒業したスタッフと、4月から来る未来のスタッフ。

研修などを通じてみんな仲良しです。

 

監督をお見送りした後ぽろり、

『…半分ぐらい寝とったわ。』

コラーーー!!!

監督が帰った後でよかったです。

まあ、法律とかいろいろ出てきて難しいところもあったからね。

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