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【スタッフとの距離感】

 

スタッフとの関わりが増えてくる中で、

一番考えるのがその距離感です。

簡単に言うと、どこまで踏み込んでいいものかを考えます。

 

現在、ミルマガというサイトでコラムを掲載していただいているのですが、

先日書いたヒロくんのコラムの第2章がアップされました。

その中で、僕らなりのこの距離感について書かせていただきました。

コラムはこちら

https://mbit.co.jp/mag/column/38478

 

クロフネファームは就労の場なので、もちろん仕事に関しては指導をしたり、

ときには厳しく注意をしたりするのですが、

障がい者スタッフさんは特に体調などによってその注意が響かなかったり、

聞いてくれる状況じゃなかったりすることもあります。

その原因がプライベートにあると判断したとき、もちろん親御さんともしっかり話し合ってですが

僕らはプライベートにまで口出しをするようにしています。

仕事とプライベートをしっかりと区別するのは難しいです。

特に障がい者スタッフさんはそれができないことが多々あるので、

『仕事をしっかりやる』ためにプライベートの指導もやります。

〇〇ハラスメントという言葉がたくさん使われ始めている現在、

それが正解なのかどうかわかりませんが、僕らは遠慮することをやめて、

腹をくくってスタッフとの関わりを持つことにしています。

そのきっかけになったエピソードがあります。

 

以前、近隣のとある福祉施設の方々が見学にいらっしゃいました。

クロフネファームがオープンしてまだ1年ぐらいのときです。

30分ほど僕らの活動をお話させていただいて、質疑応答の時間を取りました。

その中でひとりの女性が、

『どうしてそこまで関わるんですか?』

と質問されました。

僕はそのときちょっとイラッとしてしまったのを覚えています。

当たり前のことなんじゃないの?

年数で言うとみなさんの方が先輩なのになんでそんな質問が出るの?

『深く関わらない方が身のためだよ』

と言われてる気がしてちょっと感情が沸き起こってきました。

 

『目の前に困っている人がいたら、普通手を差し伸べませんか?

せっかく僕らと関わってくれた人達なんだから見捨てるようなことは僕らはしません。』

と言うと、その女性はポロポロと泣き出されてしまいました。

 

??あら、ちょっと強く言い過ぎたかな?

と心配になって後でその方のところに謝りに行きました。

すると、

『謝らないでください。そのままがんばってください。』

と言われました。

詳しくお話を聞くと、その女性も障がい福祉業界に入ったときは

熱い思いを持って障がい者さんのために必死になってがんばっていたそうです。

でも仕事以外のことで障がい者さんに関わろうとすると上司からのストップがかかります。

『仕事以外のことには極力関わるな。面倒なことになっても会社が困るから。』

仕事とプライベートときちんと線引きしなさい。

というのがその会社の方針なんだそうです。

そんな中、熱い思いも次第に冷めていきモヤモヤが続いているときだったそうです。

 

スタッフとの関わり方や距離感は、その会社や人によって様々です。

この女性の会社のようにきちんと線引きをしてやる方がいいときもあるでしょう。

でも僕らとしては、ここだけじゃなくクロフネファームを卒業しても、

次のステップに行ったときにもきちんと活躍できるようになっていてほしいので、

線引きせずにしっかり関わっていこうと思ってます。

僕らと関わってくれたスタッフの子たちの明るい未来を考えた時に、

僕らができることは残さずやっていきたいと思っています。

 

クロフネファームは他所に比べて仕事が厳しいと言われることもあります。

立ち仕事だし接客業だし、楽な仕事ではありません。

でもしっかりと次のステップに踏み出せる足腰を作ろうと思ったら

楽なことばかりやってても身につきません。

 

上で紹介したヒロくんには夢があります。

『地元の高知県に帰ってクロフネファームを作る』

その実現のために、今、ヒロくんは一生懸命働いています。

お金の感覚も経営者になるためにとても大事なことです。

これからもみんなで一緒に明るい未来を目指して一歩づつ進んでいきます。

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