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【出会いがあれば別れもある】

 

クロフネファームは就労支援施設という形態上、

自信をつけたスタッフからどんどん次のステップにいきます。

一緒に働いた時間が長ければ長いほどそれはさみしい気持ちもありますが、

ステップアップはうれしいことですので笑って見送ることにしています。

ここでたくさんのことを学んで、次のところでより輝いてほしいと思ってます。

 

クロフネファームがオープンして半年たったころから来ている、

ゆうくんという子がいます。

前にもご紹介しましたがスポーツマンで優しくてとってもいいやつです。

(ゆうくんの成長日記はコチラ⇒http://www.kurofunet.com/farm/archives/470

そのゆうくんには双子の弟じゅんくんがいまして、

以前は別のところで働いていたのですが、お兄ちゃんのゆうくんが働くクロフネファームに

何度か遊びに来ているうちに「ここで働きたい!」となって、7月からクロフネファームに働きに来ていました。

厨房でお皿洗いから始まり、最近ではピザの具材を炒めて美味しいピザを作れるまでになりました。

最初はゆうくんと一緒にホールで働きたかったようですが、

厨房の仕事を覚えるようになってから調理を楽しみながらやってくれていました。

 

そのじゅんくんの卒業が去年の年末、突然やってきました。

お母さんから『ちょっとお話が…』と連絡があり、行ってみるとお父さんもいらっしゃって

なんだか重たい空気。

『どうした、どうした?』

と訊ねると、じゅんくんが口を開きました。

『わかば学園から誘われて、先生になりませんかって。。。』

そう、自分たちが行ってた特別支援学校のわかば学園から準職員として

働いてくれませんか、というオファーがあったんだそうです。

もちろん大喜びでOKを出してがんばってこいよと伝えました。

お母さんも働き始めて半年ぐらいなのに、こんなわがままいいんでしょうか。

と言ってましたが、わがままもなにもとても喜ばしいことです。

 

実はクロフネファームのスタッフの中で現在、7~8名の方がステップアップで

クロフネファームから卒業していきました。

でもその中で次のところで仕事が続いているのは半分以下。

原因はいろいろありますが、一番はステップアップ先の障がい者理解の無さでした。

障がい者の方と関わったことのない方と一緒に仕事をして、

なにげに言われたひとことが胸に刺さり次の日から職場に行けなくなった、

ということがほとんどでした。

僕らとしては喜ばしいステップアップも、障がい者スタッフにとっては不幸になってしまった

ということもあり、僕らもこれからは慎重に送り出さなくてはと思っていたのです。

その点、今回は彼らが卒業した学校での勤務ですし、

僕ら以上に彼らのことを理解してくれているだろう方々に囲まれての仕事ですから

何の心配もありません。

しかも学校の先生という準公務員?なのかな?そんな安定した仕事です。

主には正規担任の先生の補佐役のような仕事だそうです。

『女子高校生にちょっかいだすなよ(笑)。』

と、冗談交えて送り出しました。

 

2019年末の12月31日、じゅんくん最後のクロフネファームでの勤務の日。

じゅんくんを応援してくださっている常連さんもいらっしゃって、

じゅんくんの最後の仕事を見守ってくださいました。

ありがたいねえ、じゅんくん。

最後、寂しかったのかお客様が帰られる出口のところでじゅんくんは大泣きしていました。

それぐらいここが楽しかったのかなぁ、と思うとありがたかったですし

グッとくるものがありました。

でも笑ってみんなでお見送りしましたよ。

名残惜しんでたわりには速攻で着替えて、一人だけ私服のじゅんくん。

隣りのグーポーズが双子のお兄ちゃんのゆうくんです。

 

出会いがあれば別れもある。

別れの後にはまた出会いがある。

じゅんくん次の職場でもがんばれよ!

いい先生になってね。

 

今年はステップアップ先もこちらでしっかり探して、スタッフの子たちをより安心して送り出せるようにします。

障がい者理解がある職場も増えてきています。

たくさんの方と手を組んでみんながしっかりと階段を上がって行けるよう、

さらに明るい未来を目指していきたいと思います。

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